「作成した帳票を排他ロック」は、1つの入力帳票を複数人で同時に編集できるように
「しない/する」 を設定する項目です。
デフォルト設定は「作成した帳票を排他ロック:する」です。
※Designerのバージョンによって、機能の名称が異なります。
ConMas Designer Ver 8.1.22120未満では以下の機能名を使用していました。
「作成した帳票を同時編集可能にする」(デフォルト設定は「しない」)
機能名が誤認を誘うことから、ConMas Designer V8.1.22120より
機能名を「作成した帳票を排他ロック」に変更しています。
機能としての動作に変更はございません。
■「作成した帳票を排他ロック:する」設定の動き
その帳票定義から作成された入力帳票に対して、排他ロックをかけます。
入力帳票をユーザーAが編集している間は、該当入力帳票にはロックがかかり、
他のユーザーIDで該当入力帳票を編集する(開く)ことはできません。
■「作成した帳票を排他ロック:しない」設定の動き
その帳票定義から作成された入力帳票に対して、排他ロックをかけません。
複数人で同時に、該当入力帳票を開いて編集することができます。
【本機能 ご使用上の注意】
「作成した帳票を排他ロック:しない」は、あくまでも
「入力帳票に排他ロックをかけない」機能です。
ご使用前に下記注意事項をご確認ください。
・編集箇所が重複した場合は、後から保存した内容で上書きされます。
本機能を利用して複数人で1つの入力帳票を編集する場合は、
お互いの入力箇所が重複しないようにルールを決めて運用してください。
編集箇所が重複した場合、入力値は後からサーバー保存した値で上書きされます。
複数人でそれぞれ別の箇所に入力した場合は、サーバー保存時にお互いの
入力内容が反映された入力帳票ができあがります。
(変更していないクラスターの値は上書きしません。)
・シートコピーやシート削除はお控えください。
データの破損に繋がりますので、同時編集中のシートコピーや
シート削除はお控えください。
・直接編集をしなくても、自動的に入力内容が変わるクラスタ―があります。
文字サイズ自動調整、自動入力、計算式等は、ユーザーが直接編集をしなくても、
入力帳票を開いた時点で自動的に動作してしまいます。
そのため、最終的にできあがった入力帳票が、意図したデータ保存にならない
可能性があります。
本機能を使用される場合は、運用開始前に実際に複数人で編集をして
保存結果に問題がないかをお確かめいただきますよう、お願いいたします。
・他のユーザーの編集操作がリアルタイムで確認できる機能ではありません。
Googleスプレッドシート等のように別のユーザーの編集内容が
リアルタイムで表示される機能ではありません。
サーバー保存→再度入力帳票を開き直して初めて、
他のユーザーが入力・保存した内容が画面上に反映されます。
・入力履歴取得機能のご使用をおすすめします。
複数名の操作が関係してくるため、何か問題が生じた際に調査をしようとしても、
原因解明にかなりの時間がかかることがある機能です。
入力履歴取得機能を使用し、後から入力履歴が追えるような状態でのご使用を
おすすめいたします。
# 参照マニュアル
- 帳票定義を作成する > ConMas Designerで帳票定義を設定する > ConMas Designerでの帳票定義作成 > 作成した帳票を排他ロック (旧:作成した帳票の同時編集)
- 管理者機能(ConMas Manager) > ログ・履歴 > クラスターの入力履歴の取得