申請者編集ロック機能は入力帳票内の承認クラスターが「申請中」や「承認済み」の場合に、入力帳票をロックして、承認者のグループのみ編集ができるようにする機能です。
# 参照マニュアル
便利な入力機能 > 入力帳票の承認とワークフロー設定 > 申請者編集ロック
後述の「緩和モード」を無効にしている場合は、下記の注意事項があります。
! 注意事項
申請者編集ロック機能は、入力帳票内の承認クラスターを個別認識しません。
そのため下記のようなケースでは、Bさんは入力帳票内に承認権限がないクラスター(承認A)あるので「あなたは承認者ではない」とみなされ、ロック対象となります。
■申請者編集ロック:ON、緩和モード: OFF
Aさん(承認Aの承認者)
Bさん(承認Bの承認者。承認Aに編集権限がない)
1. Aさんで承認Aを承認→承認Bを申請
2. Bさんで承認Bを承認を試みるも、ロックがかかっており承認できない
「緩和モード」はロック条件を緩和して「入力帳票内に自分が承認可能な承認クラスターが申請状態の時」に編集可能とするモードです。
# 参照マニュアル
便利な入力機能 > 入力帳票の承認とワークフロー設定 > 申請者編集ロック > 申請者編集ロック緩和モード
緩和モードの有効時は下記の注意事項があります。
! 注意事項
緩和モードは「入力帳票内に自分が承認可能な承認クラスターが申請状態の時」に編集可能とします。
そのため下記のようなケースでは、Bさんが「入力帳票内に自分が承認可能な承認クラスターが申請状態の時」の条件から外れてしまい、入力帳票にロックがかかってしまい、入力帳票の完了処理がエラーとなってしまいます。
■申請者編集ロック:ON、緩和モード:ON
Aさん(承認Aの承認者)
Bさん(承認Bの承認者。承認Aに編集権限がない)
1. Aさん:承認クラスターAを承認→Bを申請
2. Bさん:承認クラスターBを承認→「サーバーへ保存し編集終了」して閉じる
3. Bさん:再度開いて「サーバーへ完了処理」実行⇒エラーが発生し保存ができない
※上記の事象発生時は、ConMas Managerにconmasadminアカウントでログインし、対象の入力帳票を完了処理することで対処が可能です。
conmasadminアカウントについては下記ナレッジベースをご参照ください。
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