「作成した帳票を排他ロック」の使用方法について
「作成した帳票を排他ロック」は、1つの入力帳票に対して複数人で同時に入力を行うことが
できるように「しない/する」 を設定する項目です。
デフォルト設定は「作成した帳票を排他ロック:する」です。
■「作成した帳票を排他ロック:する」設定の動き
その帳票定義から作成された入力帳票に対して、排他ロックをかけます。
入力帳票をユーザーの誰かが開いている間は、該当入力帳票にはロックがかかり、
他のユーザーIDで該当入力帳票を開くことができません。
■「作成した帳票を排他ロック:しない」設定の動き
その帳票定義から作成された入力帳票に対して、排他ロックをかけません。
複数人で同時に、同じ入力帳票を開いて入力を行うことができます。
ただし、本機能は 『入力帳票が排他されない』 機能であり、『1つの入力帳票を複数人で自由に同時編集できる』 機能ではありません。
ご利用される際は、下記【ご使用上の注意】および i-Reporter利用者マニュアルをご確認ください。
【本機能 ご使用上の注意】
「作成した帳票を排他ロック:しない」は、あくまでも
「入力帳票に排他ロックをかけない」機能です。
ご使用前に下記注意事項をご確認ください。
- 編集箇所が重複した場合は、後から保存した内容で上書きされます。
本機能を利用して複数人で1つの入力帳票に対して入力を行う場合は、
お互いの入力箇所が重複しないようにルールを決めて運用してください。
編集箇所が重複した場合、入力値は後からサーバー保存した値で上書きされます。
複数人でそれぞれ別の箇所に入力した場合は、サーバー保存時にお互いの
入力内容が反映された入力帳票ができあがります。
(変更していないクラスターの値は上書きしません。) - 直接編集をしなくても、自動的に入力内容が変わるクラスタ―があります。
文字サイズ自動調整、自動入力、計算式等は、ユーザーが直接編集をしなくても、入力帳票を開いた時点で自動的に動作して「編集した」とみなされます。
そのため、最終的にできあがった入力帳票が、意図した保存結果にならない可能性があります。
本機能を使用される場合は、運用開始前に実際に複数人で編集をして保存結果に問題がないかをお確かめいただきますよう、お願いいたします。 - シートコピーやシート削除は行わないでください。
複数人で同時に同じ入力帳票を開いている際に、シートコピーやシート削除を
行わないでください。
データの破損に繋がります。 - 他のユーザーの編集操作がリアルタイムで確認できる機能ではありません。
Googleスプレッドシート等のように別のユーザーの編集内容がリアルタイムで表示される機能ではありません。
サーバー保存→再度入力帳票を開き直して初めて、他のユーザーが入力・保存した内容が画面上に反映されます。 - 入力履歴取得機能のご使用をおすすめします。
複数名の操作が関係してくるため、何か問題が生じた際に調査をしようとしても、原因解明にかなりの時間がかかることがある機能です。
入力履歴取得機能を使用し、後から入力履歴が追えるような状態でのご使用を
おすすめいたします。
# 参照マニュアル
- 帳票定義を作成する > ConMas Designerで帳票定義を設定する > ConMas Designerでの帳票定義作成 > 作成した帳票を排他ロック
- 管理者機能(ConMas Manager) > ログ・履歴 > クラスターの入力履歴の取得
同一ユーザーIDに対しても排他ロックを行いたい場合は、「同一ユーザー排他ロック」機能をご使用ください。
- 環境の準備 > 利用ユーザーを設定する > 同一ユーザー排他ロック