帳票定義のデータサイズがサイズが大きい場合、その帳票定義から作成された入力帳票も
データサイズが大きくなり、入力帳票を開いたりサーバー保存したりする処理に時間が
かかります。
根本的な解決策は、帳票定義の見直しを行っていただくことになります。
下記のような帳票定義はi-Reporterの処理に負荷がかかり、入力帳票を開く動作が遅くなる
傾向にあります。
計算式の見直しやレイアウトの見直し、可能な場合は定義を分けるなどの対応をご検討くだ
さい。
- 計算式クラスタ―が多い場合
入力帳票を開く際に一度すべての計算式を参照するため、計算式が多い場合は入力帳票を
開く動作に時間がかかる傾向があります。
特に、IF文の入れ子の階層が深い場合 や VLOOKUP関数を多用している場合 は高負荷に
なりやすいため、カスタムマスターでの代用をご検討ください。 - Excelでセルを方眼用紙のようにして帳票定義を作成している場合
Excelでセルを方眼用紙のように小さくして作成された帳票定義は、高負荷となり処理が
遅くなる場合があります。 - シート数やクラスター数が多い場合
帳票定義として登録できるシート数の上限は50シートです。
1シート当たり または 1帳票定義当たりに配置できるクラスタ―数にシステムとしての
上限は設定していません。
ただし、シート数やクラスタ―数が多いほど帳票定義のデータサイズは大きくなります。
具体的にどれくらいのシート数やクラスタ―数であれば問題なく動作するのか?は
帳票定義によって異なるため一概には申し上げられませんが、目安として、1シート当たりのクラスター数が200を超える当たりからご注意ください。
併せて、10シートを超える帳票定義も重くなり始める傾向にあります。
目安として、DesignerからXML形式で出力した際のファイルサイズが10MBを超えると
その帳票は重い部類となり、各種動作が遅くなる傾向にあります。
<参考:XML定義ファイルの出力手順>
1. ConMas Designer にて該当定義を開く
2. 「帳票定義をローカル保存」をクリック
3. 出力したxmlファイルのサイズを確認する