帳票定義のリビジョンアップ時、クラスターindexが変わってしまい、クラスター名称と値がズレて出力されるようになりました。解決する方法はありますか?
帳票定義の過去のリビジョンで保存した出力項目の情報と、最新のリビジョンの出力項目の情報との差異によってクラスター名称と値がズレてしまっている可能性があります。
入力帳票のデーター出力を行う際に出力項目の選択画面で
「Manager出力設定」の「保存」(※)を行うと、その時点の出力項目の情報を保存します。
これにより、次回以降で保存した出力項目の情報でデーター出力を行います。
▼参考(※)
保存する出力項目の情報には、クラスターindexとクラスター名称の紐づきの情報も含まれます。
その為、帳票定義のリビジョンアップによってクラスターindexとクラスター名称の紐づきが変わると、「Manager出力設定」の「保存」の出力項目の情報との差異が発生し、データー出力では保存されていた出力項目の情報(過去リビジョンのクラスターindexとクラスター名称)をもとにデーター出力を行う為にクラスター名称と値にズレが発生します。
▼回避策
入力帳票のデーター出力を行う際に出力項目の選択画面で
「Manager出力設定」の「クリア」を行ってから再度設定することで
最新のクラスター名称が使用できるようになります。
それでも表示名が異なってしまう場合、最新リビジョンの帳票定義を新規登録すると、
過去のリビジョンで保存された出力設定は適応されなくなるため、正常な状態での出力を行えるようになります。
事象の再発を防止するには、帳票定義のリビジョンアップ時に、既存のクラスターのindexを変えないようにすることが挙げられます。
特にConMas DesignerでExcelファイルを取り込む際に、下記の画面でクラスターindexの再採番を行うとクラスターのindexが変わってしまう可能性がある為、ご留意ください。

また、indexの再採番により既存のクラスターindex を変更すると、外部システム連携でのindex の不一致や、データー出力で出力したCSVの取り込みなどで、予期しない動作をする可能性も考えられますので、再採番しないことを推奨します。
なお、ConMas Designerで帳票定義ごとに上記のダイアログを非表示にする設定もあります。
下記のマニュアルをご参考ください。
# 参照マニュアル
帳票定義を作成する > ConMas Designerで帳票定義を設定する > ConMas Designerでの帳票定義作成 > EXCEL取込み時のクラスターindexの振り直し確認画面表示